ローテク目録

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ふるさと納税で購入したまほろばサボで、3日で1万5千歩は歩いた

 

KOTOKAのサイドゴアブーツを履いて、はや1年が経過した。

 

購入したのは、FANS.エキュートエディション新橋(2025年8月31日閉店)だった。2024年の秋に購入し、真夏以外はほぼ週1で履いてきた。サイドゴアブーツだが真夏でさえも雨の日は履いていた。ワックスを染み込ませた革が、多少の雨なら弾いてくれるからだ。

 

自分の生活スタイルでは、平日1日外出するとスマホ歩数計でだいたい8千歩〜1万歩を記録している。真夏の7月、8月を計算に含めないとしても、40週は履いているから、32万歩〜40万歩程度は歩いてきた。距離にして、300kmぐらい歩いてきたことになるだろうか。

 

KOTOKAの靴はシューツリー不要とうたわれているが、私はシューツリー入れる派

1年以上メンテナンスはブラッシングだけ。一度もクリームをいれずとも、染み込んだワックスでこの輝き。

 

今のソールとヒールの状態はこんな感じ。

 


母趾球あたりの溝が薄くなり、ヒールの角度もやや目立ってきているが、濡れた路面でスリップするほどでもない。しかも革靴なので修理をすればまだまだ使える。ハーフソールやヒールの修理だと、それぞれ費用は3〜4千円程度ではないだろうか。

 

KOTOKAはとにかく歩きやすい。やわらかくて気持ちがいい。圧迫感がない。蒸れない。履き心地はスニーカーと遜色がない。週1で履きたくなる理由である。

 

昔々、イギリスメーカーのストレートチップを手に入れたことがあった。見た目はよかった。外羽根で、ダイナイトソールで、靴紐の色をオリーブにしていた。足入れした第一印象も、ジャストフィットではなかったが、問題はないと思えた。それがいざ外を長時間歩くと、指が当たって痛くて仕方がなかった。どうやら、ストレートチップのキャップのステッチの部分と自分の指が干渉していたようで、むりくり力をいれて革を柔らかくしようとしても、革は柔らかくならなかった。繰り返しヤンキー座りをして折り曲げたり、木槌で叩いたりしたのだが。

 

靴の中での前滑りを防ぐと解決するかもとタンパッドもためしたが、痛さは変わらなかった。結局靴は手放した。

 

KOTOKAはそれがない。一枚革サイドゴアは、そもそも足の形をしたオブリークタイプだ。足の形をした靴? 当たり前じゃないかと思われるかもしれないが、世の中の靴の大半は、足の形をしていない。先端部分が先すぼまりになっているため、小指のあたりが苦しい。オブリークタイプは、形の時点で我慢が少ない上に、革が柔らかいから、指と革が当たっていても、ストレスフリーである。

 

どれぐらいストレスがないかというと、やや大げさに表現するなら、分厚めの靴下程度の感覚である。それでいて、分厚い革で守られている安心感もある。

 

ソールがビブラムのガムライトなのもいい。とても軽い。

 

Youtubeなどでは、ソールの製法がセメント製法であることをよく思っていないコメントをみかけたこともある。革靴好きとしては、気持ちはわからなくはない。しかし、この軽さはクセになる。トリッカーズのカントリーブーツも履いていて、グッドイヤー製法のレザーソールの良さもわかっているつもりだが、KOTOKAの軽さは、玄関で選ぶ頻度がおのずと高くなった。そんな1年だった。

 

それにしてもトリッカーズ(だけではないが)高価になりましたな…。

 

 

そして迎えた2025年の年末。KOTOKAのサイドゴアブーツが超快適だったので、次のKOTOKAをほしいと思っていたところに、ふるさと納税の返礼品にKOTOKAがラインナップされていることを知った。

 

どれも欲しいところだが、いろいろな要件を勘案してまほろばサボにした。

 

メンズサイズとレディースサイズで商品ページが違うのでご注意を。

こっちはメンズサイズ。

 

 

そしてこちらがレディースサイズ。

 

 

他にも、代表的なモデルはだいたい返礼品に存在している。

 

一枚革ダービーのソールはステッチダウン。

 

オリンピア渋かっこいい。欲しいなあ…。

 

 

一枚革サイドゴアは25.5cmを履いている私が、まほろばサボではMサイズ(26.0cm)を選択した。

 

というのも、まほろばサボは、一枚革サイドゴアと違いラウンドタイプで、つま先がややタイトフィットだと紹介されていたことと、Youtubeの動画で「サイズ選びはすこし大きめがいい」と紹介されていた記憶もあったからだ。

(ちなみに、サイズ交換は1回に限り片道送料無料だそうだ)

(さらにちなみに、私はスニーカーは27.0cmを履くことが多い)

 

自分が申し込んだのが12月の最終日曜日で、届いたのは、正月休み明けの三連休の初日だった。その日から毎日5千歩以上あるいたまほろばサボがこれ。

 

写真では分かりにくいが、はやくもたつの蝋引きレザーの味わいが出てきている

 

1万5千歩歩いたとはいえ、1年履いたサイドゴアと比べると、まだまだ新品で足馴染みが十分ではないから、履き心地などについては期を改めてご紹介したい。

 

今確実に言えることは、

  • 真冬でも靴下さえ履いていれば案外屋外で寒くない。外気温5℃で乾いた風の吹く東京の朝を歩いたが、防寒の点で靴と大きな違いを感じなかった
  • サイドゴア以上に玄関先で履きやすい。外出するハードルが下がる
  • 外出するハードは下げてくれる上に、革とソールがいい感じなので、そこそこ遠くに行くこともできる

といったあたりだろうか。

 

とにもかくにも、また一足、外に出かける自分の気持ちを上げてくれながらも足に優しい履物が増えたことは、とても嬉しい。いい靴は人間を移動に駆り立ててくれる。自由にしてくれる。

 

 

以下、KOTOKAを買うまでによく見た動画。

 

ブラアニキの異質回。KOTOKAを履いて吉野山を歩く。

 

 

テレビを見ないので、KOTOKAを紹介する人として芸人みなみかわを知った

 

安くて音がよくて高級感もある無敵の有線イヤホン | final E3000

有線イヤホンの良さを教えてくれたのは、final E3000というモデルでした。

 

【小さい/軽い/高音質/低音】final E3000 ファイナル 有線イヤホン イヤホン 有線 カナル型 耳掛け ステンレス筐体 3.5mm 3極 小型 軽量 マイクなし iPhone Android PC メーカー2年保証 送料無料 国内正規品

 

手にしたきっかけはおぼろげなのですが、E3000が響かせる音に驚愕して、一気にファンになり、しばらくのあいだ、熱に浮かされたように、にわかのオーディオマニアになりました。

 

とにかくアコースティックな音が素晴らしいです。アコースティックな音は何度もハッとさせられました。聞き慣れた音源さえも、新しい音源に感じさせてくれます。

 

 

自分がもっとも驚いたのは、ジョン・リー・フッカーのアルバムを聴いたときでした。

 

息遣い、ギターの響き、空気感。音が鮮明になりつつも、柔らかさを失わず、言いようのない経験でした。

 

再生装置は、iPhoneSEで、音源はSpotifyです。現代の普通の機材であっても、音の良さの驚きで、比喩表現ではなく、目を見開いたほどです。聞こえてなかった音がこんなにもあったのかと。

 

イヤホンの違いで音楽が変わることの驚きは、その後、イヤホンの情報を検索しまくるようになり、ヘッドホンの試聴を繰り返し、PC DACを手に入れました。

 

その甲斐もあり、どれもが使い始めてから愛用品になるものたちと出会ったものの、最初のインパクトというか感動は、E3000を上回るものはありませんでした。

 

その後、E2000も手に入れました。E2000もいいイヤホンで、エレクトリックなものは、E2000のほうが向いていると思います。しかし、くどいようですが、アコースティックな音源におけるE3000の素晴らしさは、異次元のレベルです。

 

これで4千円前後で手に入るのがまたすごい。国宝にしてもいいと真剣に思います。

 

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マッスーマッスー | 自重トレーニング

ローテク派としては、マシントレーニングより、自重トレーニングです。

 

ここ数年で、24時間営業のフィットネスジムも激増し、マシントレーニングへの敷居も下がっていますが、家でぱっと取りかかることができる自重トレーニングはさらに敷居が低いです。

 

敷居が低いゆえに、取り組む動機への負荷が低すぎて続きにくい側面もあると思います。しかし、無理なく続けることで、運動の快楽を身体が覚えれば案外続くものです。

 

私の場合は、今年の元旦から、きんに君の有酸素運動と筋トレ各種を組み合わせて続けてきました。

 

初めてから1週間もすると、すっきりした身体を感じはじめました。自分の身体感覚に透明感を覚えはじめてきたのです。

 

カロリーコントロールと併用して、一ヶ月で1.5キログラム減量しました。1ヶ月継続できると、仕事や疲れで1日、2日中断しても、すぐに再開できるほど習慣化されていました。

 

そして、半年間続けると、目に見える変化も出てきています。

 

胸からお腹にかけて、逆三角形のラインがうっすらと出てきました。下腹は相変わらずですが、腹筋上部はこれまたうっすらと割れてきました。

 

やることも至ってシンプルです。

 

1. この有酸素運動を毎日

 

 

2. 日替わりで以下の筋トレを交互に

 

 

 

 

 

取り組む時間帯は、朝。

諸説あるようですが、朝に有酸素運動を行うと、脂肪燃焼量が多くなると聞いて、そうしています。

 

筋トレと有酸素運動を行う順序ですが、これも諸説あるようですが、今は筋トレをしてから、有酸素運動をしています。

 

先月ギックリ腰を発症し、一ヶ月ほどはストレッチだけをメインにして筋トレはほぼ休んでいましたが、ここ数日で再開しました。

 

連日35℃を超える夏の暑さにやられて、今朝目が覚めても眠くて眠くて1日が憂鬱になっていましたが、有酸素運動と筋トレをしたら、頭と身体がスッキリしました。

 

そうそう、中年の筋トレの動機付けにぴったりなのが、近田春夫氏の名言。

「身体を鍛えていると、歳をとっても安物の服でも似合う」

(ただしうろ覚え。たしか石川三千花氏との対談本で、この主旨の発言をされていた)

 

 


 

果報は寝て待て豚豚豚 | 塩豚レシピ

「物価高」がもう一年以上続いていて、一向に下がる気配がないどころか、さらなる円安で、またしても値上げラッシュが始まらないかとハラハラする梅雨明けです。

 

服も高い。食材も高い。賃料も高い。値上げ、値上げ、値上げ。エンゲル係数も上昇の一途をたどるものの、かたや賃金はたいして上がらず、定額減税の騒動も今は昔。4月に賃金上昇した人でも、6月までの3ヶ月間の標準報酬月額の上昇により、9月以降社会保険料の天引き額増加で手取りは再びダウンする人も少なくないのではと、勝手ながら心配になります。

 

 

いつか円高になり、いつか賃金が上昇し、暮らしやすい日々が戻ってくるのかもしれませんが、今時点では一寸先も闇の中。個人の力で即効性のある対策は、古から続く「節約」ぐらいしか思いつきません。

 

けれども、節約といっても限りがあります。節約によって、無理がたたると、自分でも思わぬ散財をしてしまうのが人間のややこしいところです。合理やコスパだけでは生きてはいけません。

 

節約でストレスを抱え込みすぎれば、自分で抑制できない衝動が身体を飛び出して自らの背中をドンと突き、崖から落ちるような勢いでサクサクとECサイトを開き、バカスカとカートに商品を入れて、一呼吸置くこともなくカード決済は完了し、決済完了のお知らせメールで我に帰る…、という惨事を招き寄せてしまっては、アフターフェスティバル。

 

 

 

そんなことにならなぬよう、人それぞれの散財と始末のバランス感覚を養う必要があって、しかし一番分からないのは自分の深層心理でもあって、一朝一夕でバランス感覚が身につくわけでもなく、散財と後悔と節約と満足を繰り返して繰り返して安定するやじろべえになるほかなく、それが大人エレベーターをのぼるということなのでしょう。自分の場合のバランス感覚で外せないところは食生活だと、齢40も半分を過ぎて自覚しました。

 

自炊すると、同じ金額で食べられるメニューが全く違ってきます。食への3千円の使い方として、満足に食べようとすれば、私の場合こんな感じです。

 

  • 自炊 9食分(3日分)
  • 中食 3食分(1日分)
  • 外食 2食分(0.6日分)

 

ざっくりしたものなので、もちろん時と場合によって、多少の変動はしますけれど、自炊により食卓が、ひいては胃袋が豊かになることの満足度の高さは、手放したくないものです。

 

とはいえ、話は同じところに戻りますが、スーパーに行っても、何もかも高い。安い時にまとめ買いをして保存できるものは保存する、いたって当たり前の話ですが、そうすればお金は節約できます。

 

「すまんのぉ、芦屋のおぼっちゃまじゃ」©横山たかし

 

とりあえず、肉を1キロ買ってきます。塩漬けにしておけば、冷蔵庫で5日ほど保存できて、余った肉は冷凍にすることもできます。ポイントは、ロースとバラの2種の肉を用意するところです。出来上がりの2種の肉の食感、風味が互い違いに口に拡がることで、満足感は喉の奥から脳天をぶち上がって髪の毛が天を突くかのごときです。1種だと味わえない舌の幸福です。

 

【食材】

  • 豚バラ 500g
  • 豚ロース 500g
  • 粗塩 20g
  • 酒 100〜200cc
  • 水 後述

 

【作り方】

  • 肉の表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る
  • 肉に満遍なく塩を刷り込む
  • 新たなキッチンペーパーで肉を包む
  • さらにラップで包む
  • 冷蔵庫に入れる
  • (以下の時間数や取り替え頻度はだいたいで大丈夫です)最初の48時間は、12時間ごとにキッチンペーパーとラップを取り替える
  • 次の48時間は24時間ごとにキッチンペーパーとラップを取り替える
  • 100時間超えたら完成

 

塩豚でもっとも大事なことは、とにかく待つことです。日本のことわざで「果報は寝て待て」と言いますが、塩豚はまさに寝て待つのが大事です。2日目ぐらいで食べてしまうと、美味しさは半減です。100時間待つと、100g 120〜130円ぐらいの豚肉でも水分がかなり抜けて、肉が引き締まり、調理後は嫌な臭みがほとんどなくなっています。

 

100時間強塩漬けしてロースの断面。生ハム感が出てきています

 

塩漬けにした豚は焼いて食べても茹でて食べても美味しいです。焼くだけ、茹でるだけで十分です。レシピを書くまでもないぐらいですが、一応書くと、こんな感じです。

 

【焼くレシピ】

  • バラ、ロースそれぞれを、1センチ程度の分厚さに切る
  • フライパンを弱火にかける。バラ肉の脂身を下にしてフライパンに乗せる
  • フライパン全面に脂が広がったら、ロースを入れる
  • 弱火のまま、両面がカリカリになるまで焼く

フライパンで人参を一緒に焼いて丼に。インスタント味噌汁と食べるだけでも美味しい

 

【茹でるレシピ】

  • 塊肉に対して大きすぎず、小さすぎない鍋を用意
  • バラ、ロースとも塊肉を鍋に入れて、豚肉の三分の一ぐらいの高さまで料理酒を入れる
  • 豚肉がひたひたになるまで水道水を足す
  • 火にかけて、沸騰するまでは強火で、沸騰したら弱火にして、肉の中心までしっかり火が通るまで茹でる

茹で上がって切った肉肉肉

特に茹でるレシピで気をつけるべきところは、肉の中心温度です! これは強調をしておきたいです!

 

食中毒を防ぐには、肉の中心部の温度が、63℃で30分間以上加熱、あるいは75℃に達してから1分以上の加熱が必要だとされています。

 

厚労省のPDFより)

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/150602hp.pdf

 

レシピどおりの火入れの時間だと、全然この基準に達していない場合があります!

 

これはレシピが間違っているというだけでなく、肉の分厚さによって、本当に違ってきます。過去に料理本大賞を受賞しているロングセラーのレシピ本に記載されている時間であっても、調理する肉の分厚さによって不十分なこともありましたし、過剰なこともありました。

 

なぜ分かるかといえば、私は塊肉を調理する際に、必ずこれを使っているからです。

調理中にぶすっと刺すだけで、温度が低いと、調理時間を伸ばすだけです。長く使って一本目が故障したので、同じものを書い直して、二本目を今は使っています。

 


 

 

昔はレシピ通りの時間で作っていました。しかし、ある日これを手に入れてから中心部の温度を計ってみると、レシピ通りだと全然必要温度に達していないことがあることを知りました。

 

暑い夏、食中毒は起こりがちですし、この酷暑に身体を壊すなんて想像するのも恐ろしいです。節約レシピで身体を壊すのも本末転倒なですし、温度計は他の料理にもあるととても便利です。自炊を豊かにする道具として、包丁、まな板、鍋などに次ぐぐらいの必備品だと思います。

こんなんなんぼあってもええですからね | ロサンゼルス・アパレル YUKON AMRY TEE

夏といえば、Tシャツ。
老いも若きも、着ない人はもはやいないのでは。
40年前のおじいちゃん、おばあちゃんだと着ているひとも限られていましたが、今のご老人は普通に着ていますね。

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Tシャツの歴史の読み物として、この記事が面白かったです。

Tシャツの歴史|発祥から普及まで | United Athle コラム【QUALITY THINKING】

特に、1960年代の音楽や映画が好きな私には、その時代のTシャツの話に引き込まれました。

諸説はあるようですが、それまではアンダーウェアだったTシャツが、アウターになったのが1950年代。そして1960年代に入るとTシャツは初めて選挙運動の道具として使用され、環境保全や人権擁護、あるいは鯨の保護などなど、Tシャツはただの綿の服から個人的かつ機動的な広告塔へと役割を変えていったそうです。

これはアメリカの話ですが、面白いですねー。

そして時は2020年代の日本。

ユニクロのアプリでスマホからオリジナルTシャツが作れるようになったり、古着屋ではロックTシャツやアニメTシャツがとんでもない値段になったりと、「Tシャツ」の形は変わらずとも、取り巻く環境は今も目まぐるしく変化しています。

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私は、古着全般に「ヴィンテージ」というものに興味がなく、それ以前に古着でTシャツを買うのもいささか抵抗があります。
人によって、苦手な古着が違うのものなので、一つのサンプルとして、私の嗜好を列挙すると、

【平気な古着】

  • 布帛のシャツ
  • パンツ(素材不問)
  • ジャケット、コート
  • 革靴
  • キャンバスシューズ

これらには抵抗がないんですが、

【苦手な古着】

  • ニットのシャツ(Tシャツ、スウェット)
  • 帽子(素材不問)
  • キャンバス地以外のスニーカー

こっちがやや苦手です。

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なので、Tシャツは、新品で柄なしのものを買うのがメインで、たまにスケートブランドのものを選ぶ感じです。

中でも、ここ数年愛用してきたのはロスアパの8.0ozの杢のTシャツ「YUKON ARMY TEE」です。

なんでも、ヴィンテージのアーミーTシャツをベースに作られたそうで、生地はユニクロやGUよりも分厚くて、PRO CLUBよりもしなやかで、シルエットはヘインズのビーフィーよりもボクシーです。

柔らさが、メイドインUSAなのに日本の公立の小学校の体操服を思い出させるアンマッチなところも魅力。
8.0ozの分厚い生地は、決して涼しいものではありませんが、ここ数年の酷暑だと、Tシャツの分厚さの違いは大したものではない気がしています。 なんといっても、この分厚さだからこそ、1枚で着ても男の乳首透けを防げます。汗っかきの私は、下にユニクロのエアリズムかタンクトップを着るようにしていますが。

作りは頑丈とされているバインダーネック。だからといっていつまでも首が詰まってるような苦しさもなく、着込んでいくと、いい感じにだるい感じになってきました。

PRO CLUBも持っているんですが、多くの人が言うように、首が詰まりすぎていて、それも洗っても洗っても首がゆるくならない作りで、熱が逃げないので、春秋に着ることが多いです。


PRO CLUBも高くなりましたね...。千円台前半だったのでは…。


T T T T T T

ロスアパのYUKON ARMY TEEをこれまで毎年買い足してきて、計5枚購入しました。今は手元に4枚残っています。

サイズ感を比較してみましょう。 かなり着込んだ私物を採寸しているので、誤差はあるかもです。ひと夏ふた夏着込んだものを素人採寸した、ぐらいの感じで見てください。単位はcmです。

メーカー(サイズ) 身幅 肩幅 着丈
ロスアパ (M) 54 52 66
ロスアパ (L) 58 55 71
プロクラブ (M) 51 48 65
プロクラブ (L) 55 51 66
ビーフィー (L) 54 50 67
ユニクロU (L) 57 49 69

身幅だけなら、ロスアパの(L)とユニクロの(L)が似ているのに、着てみると印象はかなり異なります。 今回採寸するまで、ほとんど同じ身幅だとは思っていませんでした。ロスアパのほうが一回り大きいと思いこんでいました。 肩幅が6cm違うために、印象が違うのでしょうか。

ちなみに、YUKONの次に気に入っているのは、みんな大好きヘインズ・ビーフィーです。どっちも名作!


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ロスアパの楽しみの一つは、タグに印刷されている作り手の顔と名前で、手持ちのYUKONの作り手さんの顔の絵と名前を比較をしてノートパソコンを閉じようと思っていたのに、いざ撮影準備をしてみると...ない!...

6.5ozのTシャツにも、短パンにもスウェットにも、タグに顔と名前があるのに、YUKONだけにはないなんて! 予定が狂いましたが、長く書いてきたので本日は終わります。

ところで「YUKON」ってこのYUKONなんでしょうか?

ユーコン準州観光局公式サイト

ケースの傷はおととしの | ハミルトン カーキ フィールド KING AUTO

アップルウォッチを使っている人は年々増えている印象です。電車の中でも多いですよね。

iPhoneはいまだSEを使い、アプリの通知の大半をオフにしている私にとっては、今以上に知りたい情報もないのでいわゆるスマートウォッチに惹かれることはないのですが、利用者は増加の一途をたどっているようですから、使いこなせば便利なデバイスなんだろうと思います。

機械式時計は、多機能なスマートウォッチと対極で、私の使っているハミルトンなら機能としては時計とカレンダーのみ。カレンダーが知らせてくれる情報はiPhoneとちがってスケジュール登録もリマインドもなく、曜日と日付のみ。あえて「アプリ」という表現をすると、アプリは2個だけの道具です。

それに24時間経つと、標準時から数秒ずれています。

今の最新デバイスと比較すると、なにもできなさすぎるように見えますが、私は機械式の時計が好きです。

情報が少ないので、気を煩わせません。自分はやや多動気味のため、情報が多いとそれらに振り回されがちで、それだけでクタクタになってしまいます…。

電池がないのに、人間が動いている限り魔法のように動き続けます。

日々使うたびにリュウズを回して微調整をかけるあいだの針の止まった時間。エアポケットのような宙に浮いたあの時間。

スマホの一瞬たりとも狂わない時計は、時間が絶対的な尺度のように知らず知らず刷り込まれますが、止まったり動いたりする機械式の時計だと、時間も人間が作った道具の一つでしかないことを再確認させてくれて、つかの間の世間との浮遊感を味わえます。


2010年代前半の購入当時は、機械式で手頃な時計があまり流通していなかったのではないでしょうか。

ハミルトン以外では、同じような価格帯の中古のオメガやセイコーと比較しました。今の中古相場には疎いのですが、当時は新品のハミルトンも、中古専門店の整備済みオメガやセイコーも5万円前後で選べていたと思います。

今検索してみると、同じものが正規品で10万円以上、並行輸入でも8万円以上するんですね…。革靴同様、この十年でざっと2倍に値上がりですか…。



使い続けているあいだに、革のベルトは2回交換して3種類使い、今はNATOベルトにしています。

デスクワークだけではなく、それなりの荷物の仕分けなどもある環境で使い続けてきましたが、サファイアクリスタルの風防に目に見える傷はなく、ステンレスのケースには数々の傷は刻まれたものの、出自がミリタリーウォッチなのでそれも味と感じられます。

細かい傷ばかりなので、

♪柱の傷はおととしの五月五日のせいくらべ

みたいな意味のはっきりした傷ではないですが、仕事とともに重ねて来た傷の数々は、自分だけの感興や感傷の引き金になり、不意にあふれるような記憶の導きになることもあります。

スーツにもカジュアルにもどちらにも合わせやすく、いい意味で目立ちすぎない時計です。

10年のあいだのメンテナンスらしいメンテナンスは、気の向いたときに表面や裏面を掃除するほかは、オーバーホールに一度出したぐらいです。使っていなければ2日もすると止まりますが、毎日着用していると、秒針は止まることなく、時を知らせてくれます。

ただ、10年間の間に止まり続けていた時期もありました。

うつ状態で300日近く休職していた期間です。

壁のフックに釣りかけて保管していたハミルトンの文字盤は、その間、駅で倒れた翌々日で針が止まりカレンダーが止まり、長らくそのままでした。

家で寝ているだけなので、時計をつける必要がない。ファッションを楽しもうという意欲もない。

日常生活でさえままならない自宅療養期間中、症状の回復も遅々として進まない頃に三針が停止したハミルトンを見るともなく目にして「時計の針は止まったまま」という言い回しにが妙に腑に落ちました。


今はベルトに、これを使っています。


2千円代の手に入れやすい価格ながら、生地も尾錠も時計の存在感にも負ない質感で、すこし重量のある時計本体をしっかりと手首に巻き付けてくれます。 生地はやや厚めで、尾錠はヘアライン加工されたステンレスです。

NATOベルトの何がいいって、洗濯できることです。この酷暑だと、つくづく洗濯できることをありがたく思います。

革のベルトはかっこいいんですが、ひと夏を越したころの匂い立つような内側のダメージといったら…。 四〇代も半ばをすぎて、身だしなみの最優先を「清潔感」と決めたので、NATOベルトのいろんな意味での快適さを知ると、革ベルトには今のところ戻りにくいです。

スーツファッションでもカジュアルな要素を挟む余地が増えてきているので、他の要素をカジュアルにしすぎなければ、オフィスでも全然大丈夫だと思います。

ゴム紐どやさ! ハイカットのスニーカーが靴下のように脱ぎ履きできるようになる魅惑の変身

写真では、片方がゴム紐です。 左右どっちがゴム紐か分かりますか?

答えは右足がゴム紐。左足がコットンの紐です。 正面からの写真でいうと左がゴム紐、右がコットンの紐です。


少し前に、楽天のセールで手に入れたVANSのスケートハイ。 なんとセール価格は3,990円でした。今は1万円を超えています。もう一足買っておけばよかった…。 このセールのとき、VANSのほとんどが、3,990円か4,990円だったんですよ…。 ネットショップのZ-CRAFT最高です。


このスケートハイには、インソールに「ポップクッシュ」が用いられていて、適度のクッション性がありつつも、もともとスケボーシューズなので、足裏の感覚もつかみやすい。歩いているときも路面の感覚をつかみやすいです。 自分なんかは、柔らかすぎる靴は逆に疲れてしまうので、クッション性と硬さが両立しているほうが好きです。

なにより見た目もかっこよく、いろんな服に合わせやすいスニーカーで、カジュアルはもちろん、紺ブレにチノパンみたいなジャケパンスタイルのドレスダウンにも意外と合わせやすい。 そしてスケボーもできる。 万能の一足です。

ところが一つだけ難点があって、それは脱ぎ履きのしにくいところでした。

紐穴にハトメがあるのが、最上段だけで、靴紐の滑りがとにかく悪い…。 ハトメがあれば、両手で羽根を広げるとガバっと広がりますが、滑りが渋くてそうはできない。ちまちまと紐を緩めないと足入れができない…。 上から4つ目あたりまで緩めて足入れをしようとすると、緩め方が不十分で、また紐を緩め直す…。 慌ただしく出発する朝にさっと履けず、疲れて帰宅した夜すっと脱げず、玄関でのストレスはなかなかのものでした。 そうすると、少しずつ足入れも遠のき、靴箱で待機している時間が多くなっていました。


そんなときに知ったのが、このスニーカー用のゴム紐です。


ゴム紐? といぶかしく感じたのが第一印象でした。

ゴム紐って、端的にイケてないというか、ジジババ向けの先入観しかなく、靴の印象を大きく左右する紐に使うなんてもってのほかだと思いこんでいました。 わたしの世代だと、今いくよ・くるよの漫才でくるよちゃんが「どやさ、どやさ」と言いながら、衣装のウエストの位置を直す記憶に直結している素材でした。

靴紐がゴム紐というのもイメージが湧きにくく、ちゃんと足をホールドしてくれるのか、すぐにゴムが伸びてしまわないのだろうか、といろいろ不安もありました。 そもそもゴム紐がちゃんと結べるのだろうか、とか。

しかし、ハイカットのスニーカーにはとても良いという評判を聞いて、半ば半信半疑でしたが、高価なものではないので入手したしだいです。


届いたものを開封すると、たしかにゴム紐。 色をホワイトにしたので、紐の部分だけを凝視すると、昔のブリーフのウエストに入っていたパンツのゴム紐に見えないこともない。 伸び縮みさせてみると、まさにゴム紐。いささかの不安を拭いきれないまま、さっそく紐穴に通していきます。

伸縮性があるため、コットンの靴紐と比べると、スムーズにはいきません。しかし、通しにくいというほどでもなく、なれると、ビヨンビヨンしながらも作業は進んでいきます。 ゴム紐が伸びるたびに、「ゆーとぴあ、よろしくーねッ」という古のギャグが口に蘇ってきます。

すべての紐穴に通し終わって、いざ足入れをしてみます。

これが、まったくの初体験の感覚で、タイトル通り、靴下のように足入れができるスニーカーに変身していました。 コットンの靴紐に比べると、天と地ほどの履きやすさに変身していました。 ズボッと履けるようになるんです。


丸2日間履いてみた感想です。 両日とも7千歩前後歩いています。

危惧していたホールド感は、足に意識を集中すると違いを感じますが、実用上困ることはありませんでした。 よくよく考えると、ゴムで足の甲をホールドするといえば、スリッポンがありました。 サイドゴアブーツもそうですよね。横がゴムです。 スリッポンは、スリット部分のゴムだけですが、紐になると何重にもゴムが行き交うので、ホールド感はスリッポンよりも上です。 踵がすぽすぽぬけるようなことはありませんでした(もっとも、これはハイカットだからかもしれませんが)。

紐を結ぶと、蝶々結びの仕上げでぎゅっとするときの手応えが弱くて、やや頼りなく感じました。 もしかすると、コットンに比べるとほどけやすいのかもしれませんが、私の場合、ゴムという特性を活かして、次の写真のように前のほうに突き刺していました。結果、結び目がゆらゆらせず、2日間で歩いているうちにほどけてしまうことはありませんでした。

先にも触れた見た目の質感は、紐単体で眺めているとゴム紐っぽさを感じますが、靴に通して履いてしまえば、気にならないレベルです。 記事の最後に、視線の高さからの写真を掲載しますが、太さの違いは見て取れても、街中で気がつくのは、よほどの好事家だけでしょう。

イカットの履きづらさから靴箱の肥やしにしてしまうより、微細な質感にこだわって敬遠するより、ゴム紐にして登板回数を増やすほうが、スニーカーにとっても、持ち主にとっても、作り手にとっても、幸せなことではないでしょうか。私はそう思いました。

一つだけ気をつけたほうがいいのは、太さの選び方でした。買ってから気づきました。

注文するときは、オリジナルの靴紐の太さと同じものにしました。 しかし、考えたこともなかったですが、コットンの平紐って、テンションがかかると細くなるんですね。 着用写真はどちらも8ミリの靴紐なのに、コットンのほうはテンションがかかると6ミリ幅になっていました。ゴム紐のほうはテンションがかかっても8ミリ幅のままです。

なので、平紐の場合、コットンと同じルックスにしたい場合は、2ミリ細いものを選ぶのがいいかもです。

耐久性については、あらためて書きたいと思います。